ランジェリーがすごく好きなんです。
就活で大手下着メーカー受けたけど、ことごとく適性検査の時点で落ちたので仕事としての縁はまったくないのですが。
でも、まだまだ、ランジェリーってレース…セクシー…大きな声で言えないもの……
みたいなイメージだよね。
友達でもかなり仲良くない限り、相手の身に着けてるものを目にすることすらないしね。
最近になって大批判を受けてるヴィクトリアズシークレットのショー、本当に大好きで毎年楽しみにしてた。
アドリアナ・リマとかのエンジェル（VSのショーで羽を背負ってウォーキングできる一部のトップモデルのこと）を筆頭としたモデルたちがその日のために体を絞り上げてきて、堂々とランウェイ歩く姿は圧巻以外の何物でもない。
初めてNYへ行ったときは、店舗に入った瞬間本当に舞い上がったよ。
もちろん、本当にセクハラやパワハラが行われてたなら徹底的に洗い出して処罰すべきで、それは間違いようのないこと。決して許していいことじゃない。
ただ、誤解を恐れずに言えば、“一定の人種や体型ばかりを集めたショーだから100％悪”というところは少し考えるべきだと思う。
私は崇拝するくらいRIHHANAが好きだが、SAVAGE×FENTYみたいなものだけを”多様性”として評価するのも、そんなに簡単なことか？とも思う。
純粋に美しいと思ってしまうことと分けて考えるべきじゃないかな。
今、その多様性について書きたいわけじゃないので置いておく。
日本ではとにかく下着の選択肢が少なすぎたよね。
今でこそ色々なベクトルのデザインが出てきたものの、ちょっと前までは”デザイン性は皆無だけど着心地がいいもの”か”とにかくセクシー！”なものかの二択に近かった。
そんな中で初めて自分が着てみたい下着に出会ったのはPEACH JOHNかな。
当時、高校生だったと思うが吉川ひなのちゃんが表紙をやってて、本当に可愛かったの。
それまでは百貨店とか駅ビルでお母さんと一緒に買ってもらって、もちろん買ってもらえることは嬉しいし安いものじゃない。
でも、デザインだけで言ったらすごくかわいい！ってよりは「まあ、この中ならこれがいいかな…」みたいなのが多くて。いかにも百貨店で売ってる下着！って感じのデザイン。
そんな中、PJには「うわーこういうの着てみたい！」っていうのがあったんだよね。レーシーなのもスポーティーなのもキッチュなのも色々あって、とにかくワクワクした。
それに、下着だけじゃなくて、映画で見たようなガウン（『キューティーブロンド』でエルが着てたようなやつ）やパジャマがラインナップされてたり、モデルの私服が巻末に載ってたりで、当時の自分にはすごく刺激的で。
有難いことに高校生でも買える価格帯のものもたくさんあって、バイト代をつぎ込んで買った。誰も見ないのに、そこにお金をかけて自分の大好きなデザインを着てるっていうことがとにかくうれしくて楽しかったんだよね。
彼氏がいれば、一応好みを反映して喜ばれるのもうれしくはあるけれど、それでもやっぱり自分の好きなデザインを選びたい。
そのあとはもう水を得た魚のごとく、安野モヨコ先生のお導きもあって（結局）、インポートものや都内のセレクトでしか扱ってないものとかに目覚めたのさ。
イタリアの老舗、ラペルラとかさ、大学生にはまじで高いのよ。いや、今でも十分高いよ。
ただ、高くても納得できる高さなの。とにかく欲しくて無理して買った。
見たことないレースの柄に華奢なパターン。なんて美しいんだ…って思ったよね。
そしてそれを人様には見せることがないってところまで美しいと思ったもんだよ。
あとエージェント プロヴォケーターも無理買いしましたね。
ヴィヴィアンウエストウッドの息子がやってて、ちょっとゴス感あってすごく格好いいのよ。
このブランドはもう、肉体が美であることが前提って感じのデザインも多いけど、“消費される女”像ではないように感じて憧れを持ってたな。
ラペルラもそうだし今でもたまに買う。GABRIELLE PECO online shopとかで。本当にかわいい。
ガーリーなのももちろん大好きだよ。
大学生のときはゴダール見まくってたから、『女は女である』のアンナ・カリーナみたいな、コットン＋リボンみたいなのにも憧れたし、この辺の好みはいまだ全く変わってないな。
なので、結構驚かれるが、KID BLUEみたいなのも大好きなんですわ。
可愛いよね。着心地もいいし。ブラ＆ショーツだけじゃなくてインナーも好きなのでよくチェックしてます。
あ、話逸れるけど、たまに「下着ったって3,000円くらいでしょ⁉」とか言ってる奴いるけれども。ふざけんてんじゃないよ。
あるよ、もちろんそういうのでいいのもたくさんあるし、それが悪いって言ってんじゃない。ただ、そんな高いもんじゃないでしょ？みたいなスタンスは本当にやめたほうがいい。こちとら本気なんだわ。
やばい怒りのまま終わってしまう…そんな話をしたいわけじゃないんだ。
続きますよ
