失語

市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬまで

自分をアゲるもの -歯列矯正編 9-悩んでる大人へ

※口内注意※

「今から歯列矯正するか悩んでるけど決定打がない」ってたまに言われるので私見を書いてみよかな。

 

わたしも別に天啓があったとかじゃないよ。

むしろ“今さらやったところで…”が圧倒的で実行する気さらさらなかった。歯科に通うのもオーラルケアも熱心なほうじゃなかったし、清潔で虫歯がなきゃいいくらいにしか思ってなかったよ、30代前半まで。

 

じゃあなんで?というと、知覚過敏気味になって行った歯科が大当たりで、できるだけきれいにしたい気持ちが高じて結局歯列矯正までやっちゃったって感じ。
矯正始めると口内環境にものすごく気を遣うようになるし、意識してお金もかけるようになるし、本当にやって良かったと思ってる。後悔したことは一度もないな。

「もっと早くやっておけば」と思ったことはあるけど、たられば言っても何も変わらないからね。

 

ただ、本当に人の歯はものすごく気になるようになってしまった。

これはもう矯正やっちゃったら仕方ないことだと思う(特に自分のお金で)。もちろん人に指摘したりいきなりアドバイスするなんてことはあり得ないが。
相談されたら全力で答えるがね。

 

話を戻そう。

これは整形と同じかもしれないが、矯正したからって自分が思い描くパーフェクトな歯列になるかって言ったら全然そんなことはなく。夢を壊すようで申し訳ないが。

わたしの場合は歯の高さ(長さ)や大きさが結構まちまちなので、芸能人みたいなトウモロコシが揃ったような美しさにはならないと思う。

f:id:nekochanchang:20220209121820j:plain

結構高低差あるのわかるかな?

この人とか、よく美しい歯列で例に出されてるな。天然なのかはわからんが。

そもそも、整ってるものをより美しくしたいのか、マイナスに感じてるコンプレックスを少しでも0に近づけたいのかで気の持ちようや値段、結果も変わってくると思うのね。
ちょっと気になる箇所を微調整するレベルの人もいれば、生活に支障出るほどのものを大工事して直す人だっているわけさ。

だからあまりにも夢を持ちすぎるのは危険だし、デメリットも目を背けず調べるべきだと自分の経験上思った。その上でやりたいならやるのがいいと思うな。

 

わたしが矯正前よくやったのは、“矯正 失敗”、“矯正 後悔”とかで検索して、経験者たちの声を聞くこと。
幸いなことに今はちょっと調べれば色々な経験談を知ることができるんだからね。

同じ轍を踏みたくない!は失礼だけど、参考にさせてもらうべきだと思う。

大人の矯正は、成長途中の子供より歯周病や歯肉退縮、ブラックトライアングルや深いほうれい線などのリスクが大きい。更に日本人は欧米人と違って歯や顎が弱く、口腔ケアも後れを取っている(先生談)から色々懸念点がある。
日常では仕事もあるし他に大金を使わなきゃいけないシーンもある。

それを踏まえた上で“それでも自分のためにやる”という気持ちならぜひやるべきだと思う。

 

やる上で何を選ぶかは自分と先生次第でも、一つだけ言えることがある。
自歯ではどうしようもない場合を除いてセラミック矯正(詰め物ではなく)には手を出さないほうがいいってこと。かなり高額なのでなかなかやろうと思う人もいないかもだが。

時間かからないし作りものみたい(作りものだ)にきれいになるけど、健康な歯をとんでもないくらい削って被せるわけ。
維持費がとんでもないし、力込めると割れたり、口臭がきつくなったり歯茎が黒ずんだり…とかなりデメリットが目立つよ。そもそも健康な歯を極限まで削るって恐怖。

芸能人やモデルが短期間で一気に歯並び直すときにやること多いが、普通の人は時間かかっても地道に直していくべきだと思う。

アレン様も愛沢えみりさんも後悔してたし。彼らほどお金があればまだいいが、みんながみんなそうじゃないもんね。

 

あー!あと!

これは矯正やって初めて知ったのが、銀/歯フェチ(検索除け)界隈ってのがあるってこと……。好きなのは構わんが、それをこっちに向けてきて口内を性的対象にされるとかめちゃくちゃ不快なので、お気を付けを……。

気持ち悪い締め方になっちゃったな。でもほんと、矯正に関しては「遅すぎるかも」と悩む暇あったらまずはカウンセリングに行くべし。応援してる!