たまに「糖質制限って痩せるの？」って聞かれる。
糖質制限って、ざっくり言うと主食（穀物類からなる炭水化物＋食物繊維）を減らすこと。
わたしがやったのは、“脂質制限”のほうです。油を減らすほうね。
この二つでどっちがいいかなんていう議論も、ボディメイクやダイエット界隈では白熱してたりするのよ。
巷でもローカーボ食品は溢れてるけどローファットを売りにしてる食品はまだそこまで見ないもんね。
ちなみによく言われるPFCバランスって言うのはこういうことだよ。↓
で、答えとしては、医者でも栄養士でもないので
「人によっては痩せるんじゃないのかな？」としか言えない。
何度も言うが摂取カロリー＜消費カロリーになれば、内容はどうであれ絶対に痩せるので。
ただ、わたしに目に見えて効果があったのは脂質制限のほう（そもそも糖質摂取量がそこまで多くなかったのもある）。
上の引用にもあるように、グラム当たりのカロリーが脂質だけ飛び抜けて高いのよ。むしろ「脂質減らせばこんなに炭水化物とか甘いもの摂っても痩せるんだ…」とすら思った。
脂質（Fat）1gに含まれるカロリー量は他のタンパク質（Protein）や炭水化物（Carbohydrate）と比べて倍以上高いです。
そのため、「脂質を摂りすぎると太る」と言われています。
一般論では肥満から標準体型にするのは糖質制限、それ以上絞りたいときは脂質制限のほうがいいって聞くよ。
どっちでも合ってるほうやればいいと思うんだが、純粋にきつくないか？炭水化物抜き続けるの。
満腹感が低いから結構な量食べちゃいがちだし、調味料も多く使うし、お金もかかるし。
大会に出るとか、一瞬のためにやるならいいかもだけどさ。
そっちのほうが体が楽とかなら別だがね。
そんなわけで、どっちがいいとか悪いとか極端な話ではなく、危なくない程度に自分に何が合うか見つけるほうが先決なんじゃないかな。
あと、食事の際に糖質と脂質を完全に分けて考えることもなかなか難しいよね、ある程度は比例するだろうし。
そんなわけで、食生活なんて本当に十人十色なんで、“これなら絶対痩せる”なんて一律なものはないんだと思うな。
きんにくんも言ってるけど、体重が減る中でも、なくても平気なものが減るのか必要なものが減るのかでも全然違うし、見た目云々だけじゃなくパワーが湧かないと頭にも栄養行かないし、仕事や普通の生活にも支障が出てくるはず。
これの顕著な例が、後で食べればいいや、でちょっとお腹空いた状態でジム行ったとき。
びっくりするくらい力出ない。普通に持ててた重量が上げられなかったり、ウォーキングにしてもすぐに疲れちゃう。
些細なことでも、身を持ってカロリーって必要なんだなってそのときに思ったのよね。
そんなわけで、痩せるためにあまりに極端に制限にするのも、なんか違うよねぇ。メンタルも安定しないだろうし。
なんだか歯切れが悪いが、実際そんな感じだと思う。
流行りもあるしね。
でもほんとさ、わたしを見ればわかると思うがね、38歳にしてやっとスタートラインに立ったって感じなわけ。
こんだけ生きててものすごい量のダイエット法とか目にしてきたはず。
でも結局、食でも運動でも何も特別で隠された方法じゃなく、当たり前のことをトレーナーに教わり、実践し、結果が出てやっと理解し始めたとこ。
痩せたりボディラインが変わったりして「ああ、こういう気持ちになるんだ」っていうのも初めての体験。
これはやっぱりやってみなきゃわかんないよ。
見るからに肥満じゃなければ「まあいっか」と思っちゃうのも当然だし、周りが「全然太ってないよ」「痩せなくていいよ～」て言うのも当たり前だと思う。
それでいいんだと思う。
わたしも友だちにだったら、そう思う。
でもなんか、自分としては「ここがもうちょっとこうならな…」を毎日地味に思い続けるストレスも思いのほかつらい。
メスを入れなきゃとか、どう頑張ってもどうにもならないことならそれでも諦めがつくかもだけど、ちょっと頑張れば変わる見込みが多少なりともあることだとその思いは意外と消えないのよね。
なので、もし同じような思いを抱いている人がいたら、少し詳しく調べたり、ちょっとお金出してプロの教えを仰いだりすることをおすすめします。
今が最高の状態じゃなくても、“頑張れば自分はこうなれるんだ”っていう体験は、結構何物にも代えがたいものだったので。
そんで、痩せるまでの過程もとても大事だってこと。
旬のものを買って自炊して、バランスよく食べて寝て、運動する。それがどれだけ身体共に影響を与えるかってのもトライしたからこそ得た財産だと思う。
