失語

市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬまで

思考と孤独、そして苦痛

さてさて、続き。

と、その前に。わたし、高校に入ったときに痛烈に思ったことがあって。
めちゃくちゃ頑張って進学校に入って良かったなと思ったのが、“知性のある会話ってどういうものか知れた”ことなんだよね。
アホらしいかな、でも、本当なんだよ。

学んできた者しかわからないテーマやジョーク、皮肉。そしてそれを誰も馬鹿にせず普通に議論したり、シャレで返したり。わからないことは必死になって陰で調べた。
こんな世界があるのか、と、本当に白目を剥く思いだったし、かなり楽しかった。

わたしは世にいう“インテリ”ではないけれど、そうであろう人間たちとの会話は高校生であれ十分にわたしを刺激したし、今でもその火は消えてないと思う(それと友達関係が続いてるかは別の話だが 笑)。

 

そんなこんなで高校生活を終えて大学に入ったわけ。

入ってみて思ったのは、“知性とはかけ離れたこと”と、“知性を突き詰めること”が混在してる場所だなと。

どちらも楽しかった。
くだるも、くだらないも、等しく楽しかった。

でも、何よりも大学で1番良かったと思っているのは“思考の苦痛を感じても考え続ける特訓”をしたことだと思う。
学問なんてのは、考えて考えて考え抜いて、その結果何もわからないなんてことはザラにある。間違ってるほうがまだいい。
なんの手応えもないほうが圧倒的に多い。

想像しがたい不足、虚しさ。

 

更に哲学ってのは、揚げ足の取り合いと言うか、弱点の突っつき合いというか、ともかくそんな学問だと思ってる。

だけれども、歯を食いしばって脂汗を噴き出して涙をぬぐって思考し続ける。
そうすると、万に一つ、ふと、どこかに光が差すことがある。
数万本と巡らせた意味がないと思っていた暗い道の一本に、その光が届いていることがある。

その瞬間のために自分は学問をしていると思う。

 

大学のいいところは(試験はあるわけだし、すべてがそうだとは言わないが)、正誤だけが判断基準ではないところ。
過程や経過に於いて自分が何をしたか。

もちろん大学ではそれをきちんと人に伝えなければ誰にもわからない言語と変わらないわけで、その難しさも付随してくるが。

 

そして、大学外では、その自分だけの言語に内包される孤独に気付き、それを愛でることが始まる。思考はひどく孤独だし、そうでなくてはいけない。

 

意外と、人はその“思考し続ける”ことも訓練によって精度が上がることを知らないように思う。

食べものと自由

最近、猫とか犬が写っているSNSに話しかけている自分がいる。

「なに~!どしたの~かわいいねぇ~」とか言って。たぶんどうもしてない。おばあちゃんとかTV観てそんな感じだったような気がするが、その域に入ってきているということか。

とか何とか言ってたら開けちゃったよ、梅雨。びっくり。
なんだったのか、あの短さ。恐怖。

 

さてさて。
最近『BUTTER』という小説を読みました。

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。

柚木麻子 『BUTTER』 | 新潮社

詳細は読んでいただくとして、まあ、食べ物の描写が多いこと。
しかも、読んでるだけでもウっとなりそうな濃厚なシーンばかり。

題名にもなっているバター。

もちろん話の中で重要な役目を果たしているわけだが、
昨日たまたま見直した映画『ジュリー&ジュリア』でもバターに言及するシーンが多く出てくる。

フランス料理の魅力に夢中になった主婦のジュリアは、レシピ本を執筆する。それから50年が経ったニューヨーク。作家になる夢を諦めきれない会社員のジュリーは、ひょんなきっかけからジュリアの本にある全てのレシピを作り、その様子をブログに書き綴ることを思い立つ。そんな2人の女性の運命が、時代を超えて交錯していく。

ル・コルドン・ブルーも両方に出てくるな。

バターって、“ただの食べ物”という枠からはみ出た存在だからこそ、ここまで人を惹きつけるんだろうね。
罪の暗喩と言うか、なんというか。

高価でハイカロリー。本来なら人から敬遠される要素が多いのに、その濃密さ、脳天をつくような甘い刺激、背徳感…。それらが暴力的なまでに舌から脳へ這いあがってくるあの感じ。

舌が肥えていることや、裕福な家庭に育ったことを表現する際もよく出てくるし、
「大人になったら一度一人でたっぷり食べてみたかった」みたいな言い回しも良く見る気がする。

人を振り回すような存在に、物語を見てしまうんだろうな。

 

かくいうわたし自身は、バターを多く消費するタイプではない。
トーストに塗るにしてもすごーく少ないし、料理にもあまり使わない。洋菓子も食べないし。

しいて言えばクロワッサンにはたっぷり入っててほしいな、っていうくらい。
受け止めきれないんだよね、あの豊潤さ。

 

食の衝撃、という意味では、一人暮らしのときが思い起こされる。
いつ何を食べてもいい、という当たり前のことに戸惑い、そして喜んだ。

実家でのお母さんのご飯は大好きだし、あれを超えるものは生涯ないと思う。

ただ、酒飲んで帰ってきて寝ちゃってもいいし、朝からカップラーメン食べてもいいし、よくわからない食材買ってきて失敗してもいいっていう、あの混沌としつつもやりたいことができた期間は、自分にはとても大事だったと思う。

 

まあ、今でも割と自由にやってるな。

大量のスイカジュース作ったり、

ソテーしたズッキーニだけ食べたり。

パンに味噌汁もよくやる。おいしきゃなんでもいいのだ。

ネイルチェンジとIWGP

あ、あつすぎる…。
映画見に行こうと思ったが自殺行為なのでやめて洗濯三昧。

暑いのは嫌だけど一瞬で乾くからよいね。

 

さて、久々に服のこと。

わたしは、コーディネートって大体パターンが決まってて、複雑なレイヤードとか色合わせとか難しいことができない。

そして、大体漫画や映画の登場人物誰かをイメージして着ることが多いな。
元々アパレルやっててなんだけど、あまりブランド側のLOOKを参考にして着るというのはない。

このときはIWGPのキングの真似。
バンダナもネックレスもないしシャツの柄も違うけれども。

 

当時食い入るように見て、今も大好きなドラマ。

ファッションや若者のやんちゃぶりがピックアップされることが多いけど、結構サイコスリラーものなんだよな。

これの影響でチャイコフスキーの弦楽セレナーデが流れてくるとなんだか頭がクラクラする。

 

買おう買おうと思って買ってなかったプチバトー、やっと購入。

誰ってわけじゃなく、プチバトー着るとゴダールっぽい感じにしたくなるよね。

プチバトーは外着でも家着でももしかしたら一番着てるかもしれない。着心地良くて汗吸ってくれるから夏場の寝間着はこれ一択です。

シーツとかブランケット作ってくれたらいいのになぁ、といつも思ってる。お願いします。

 

服の写真が、ない。
のでネイル載せます。

完全にスクエア×細フレンチが気に入ってしまっている。

やっぱり担当ネイリストさんケアがきれいだな~(しみじみ)。前回のも全然浮かなかったので伸びさえしなければ2か月くらいいけそうだったもんな。

今回はグランド・ブタぺスト・ホテルのメンドルカフェっぽくピンク(ほぼベージュだが)×赤の配色にしてもらったよ。

これだけで十分良かったけど、間違ってコースをいつもより高いのにしちゃっててパーツかアートもしないと的な状況になり。

お金払うからこのままでいいよ~って言ったんだけど、「もったいないから何かつけよう!」ってネイリストさんに説得されてハートのストーンを。

ガーリー好きってバレてなかったので「ハート好きなんだね☺️知らなかった」って言ってくれてなんか可愛かった。

 

手の下にあるのは大活躍のBAGGUのチェリー柄。
軽くていっぱい入るし、濡れてもすぐ乾くからこればっかり使ってる。

この色もかわいいな~。

本を読むということ

なぜ勉強にこだわるのか - 失語

稀に、「子供に本を読ませたいが、何かおすすめはあるか?」と聞かれることがある。
とてもくだらない質問だと思う。

わたしは、100%本は読んだほうがいいと思ってるし、“全く読まない人”との会話の広がりは、ある一定の範囲を出ないと思ってる。

だけど、誰かに読むことを半ば強制された読書体験など、愚の骨頂だとも思う(読まねばならぬときを除いて)。

なので、「本屋でも図書館でも、一緒に行って選ばせてあげるのがいいんじゃないですか?」と答えるようにしている。
もしそこで、「そんな本はダメだ」とか「こっちにしなさい」などと宣う親だったら、本当に心から同情する。まさに毒親

 

“読みたくもない本を読む”という経験は、普通に教育を受けていれば当たり前にある。そこでまさかのいい出会いがあることもあれば、思った通りつまらないことだってある。

だから、それ以外の場所では“読みたいもの”を読むべきだろう。
そこには高尚もクソもなく、ただ、思いのままに選べばいい。

わたしも、格好つけて『神曲』や『薔薇の名前』を借りて、冒頭だけ読んで辞めた、みたいな経験死ぬほどある。
どうにかこうにか頑張って読み切ったときでも、疲れ果てた…って感想しか出ないときだって数えきれない。でも別にそれでいいんだと思う。

そして謎なのが、自分が大して読まないくせに「子供は読む子になって欲しくて…」とかいう人。
親が読まないのに子供が読むわけなかろう。読む子はもう勝手に読んでるよ、という。本当に不思議な精神構造。

 

なんか怒ってる感じなったけども、おすすめとしては、たくさん本を買って家に適当に置いておくのがいいと思います。興味があれば読むし、本なんて何冊あったっていいわけですから。

 

ついでにわたしが子供の頃から大好きな本。

これはアニメもあってそれも良い。
わたしはブリューゲルの絵が大好きなんだけど、なんとなく共通するものを感じるんだよな。

最近バズっていたこの作者と同じだが、クリスマスの日以外のサンタさんがいかに自由気ままに暮らしてるかっていう楽しい話なのでぜひ。

 

名前が同じだから親が買ってくれたんだろうな。わたしが持ってるのは、白ベースでモモコが舞台裏でメイクをしている表紙だった。

ドラマティックな展開は起こらず、モモコが毎日おいしいご飯を食べたり、一生懸命練習したり、憧れの先輩に思いを馳せたり…。

大きな衝撃はなくとも、大好きで大好きでたまらない本というのはあるんだな、という宝物みたいな本。ふんわりした絵もかわいい。

 

この中では結構高めな本。
装丁からして最高でしょ。

タイトル通り、魔女になる方法が書いてあるんだけど、魔女にも色々いて、その生活をのぞき見できる感じがワクワクしてたまらない。
こう見ると、人の生活見る系の本好きすぎじゃない?悪趣味。

変なクッキーのレシピとか載ってて、人間用の材料が書いてあるのもオツ。

 

安野モヨコさんがペンネームを決める際に憧れの安野さんから取った、と言っていた。

安野光雅さんは、画家としても作家としても素晴らしい方だと思う。家には彼の著書がたくさんあって、そのどれもが大好きだった。

かわいいタッチなのに、どこか不気味な、不穏な空気漂う絵も、子供心になんだかゾワゾワしたのを覚えてる。

人に上から物言うために本を読もうなんざ、無粋ですよ。

不快、マスク荒れ

マスク生活ももう長いこと続いてますが…
遂に!マスク荒れなるものになった。

小さい吹き出物はできるし、とにかく痒くて不快。
湿気+マスクの摩擦でメイク崩れがひどいのを阻止しようとしっかりめにメイクしたのがあだとなったか…悲しい。

ちょっと前に買ったラブミータッチが合わなくて大荒れ後、治ったばかりだったのに…まだ炎症が収まってなかったのかも。

は~つら。
選んだ3本一緒に使っちゃったからどれが合わなかったのかわからんな~。

LA PEEL 5(乳酸5%)

ナイアシンアミド 5mL

グラナクティブレチノイド2% 5mL

全部濃度低いのにしたのに…シクシク。怖くてとりあえず顔には使えないからひじとかひざに使おうかな。
成分としてはいいものなはずなのでね。

 

そんなこんなで、結構な荒れ気味のときはスペシャルケアは一切やめて、保湿+日焼け止めにして回復を待ちます。
それプラス、水飲んで寝てちゃんとご飯食べる。以上。
それでも治らなければ皮膚科だね。

 

ちょっとした不調でホームケアするときに信頼を置いてるのが、これ。

保湿とかハリでは別の使うけど赤みには鎮静作用のあるティーツリー。
ちょっとプツプツできそうってときにもよいよ。

 

あとQoo10メガ割で初めて買ったシムドールのフェイスマスク。

 

 

成分オタクの韓国人お姉さん、punbakiさんおすすめっていうのを見て買ったよ。

メディヒールほど分厚いシートじゃないのでちょっと貼り方が難しいけど見た目以上にしっとり。
敏感になってるときにも良かったのでレスキューアイテムに入れます。

 

この歳になってやっとわかったけど、荒れてるときほど急に凝ったケアしがちじゃない?
責める系成分使ったり、新しいスキンケア買ってきたり、焦るあまりNG行動に自ら進んでいくという。

40前にしてやっとわかったのは、とにかく“使っても荒れない”ってわかってるものでケアすることが大事ってこと。そのためにはいくつかそういうアイテムをわかっておく必要もあるよね。

何してもプリプリ美肌、みたいな人は黙っててくださいね。

 

そういえばメガ割でエスポアの有名下地も買ったんよ。

これね。評価も高いし安いし。

結果は、うーーーーん…って感じ。
正直に言うと、そこまでか?という。まあでも何に重きを置くかで評価は変わるよね。

わたしは

・少しカバー力が欲しい ✖
・日焼け止め効果が高い ○
・乾燥しない ○
・リピートしたいので高すぎない ○
・無香料 ✖

あれ、こう見ると普通にいいね。
要は、在宅勤務中、日焼け止め兼ちょっとしたカバー力あるもの1本だけで済ませたいって気持ちが強いので、若干物足りなかったかなという感じ。

下地として使うには十分だと思う。カバー力はやっぱりポール&ジョーくらいのほうがわたしは好きだな。
リピートはとりあえず保留。

 

また色々試す旅に出るか…

そしてマスク荒れは下手に鉄壁のメイクせず、崩れたら地道に直す、マスクの替えをたくさん持ち歩く、でとりあえず凌ぐとする。