失語

市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬまで

自分をアゲるもの -歯列矯正編 24-高いと思ったか?

たまに「高かった?矯正」って聞かれる。

これはもう価値観次第だろって感じだけど、わたしにとっては、高かった。

 

前も書いたが“病気”とか“障がい”と診断されない限り保険はおりないので、主な治療とその他にかかったもろもろを考えたら150万いくかいかないかくらいじゃないかな~?

概算だし医療費控除で多少戻ったしそこまではいってないかもしれんが。

 

更に、高いだけじゃなくてデメリットが発生する可能性もあるわけで、大人の歯列矯正は結構博打な治療だとも思う。

 

この間話題になってたね。
まあこれは詐欺なのでデメリットとかの範疇超えてるけども。

今って大人の歯列矯正&マウスピース矯正の黎明期だと思ってて。

どんな治療も“やり始めたばかりの時期”があるわけで、そこからいろんな問題が出て修正してってのを経て王道の治療になってくと思うのね。

で、それには誰かしら、何かしらの犠牲は絶対に生まれるじゃん。
人の轍を踏まないようできるってことは、轍を踏んだ人がいるわけでさ。

 

これが別に体に関わることではなく、リカバリーが比較的簡単なものならそんなに慎重になる必要もないのかも。

でも、矯正は大きなお金が動くとともに、体に対する不可逆的な変化をもたらす可能性もあるってことを肝に銘じるべきだと思う。

 

わたし自身は150万かかろうともやってよかったと思ってるし、顔の変化も割と好意的に受け取れたと思う。だから、生涯満足度で言えば安いのかもね。

 

でも正直“やってみて初めて分かった要素”が多すぎるのも否めない。
噛み合わせや口元の審美含めた変化、矯正自体は終わってもそのあとのケアや結果的にかかるトータルの金額などなど、やり終わるまではわからないもん。

これは医師と言えど同じ。ある程度のゴールは予測できたとしても100%なんて絶対に無理。

 

だから、とにかく面倒だし時間はかかるけど下調べやカウンセリングをしっかりして欲しいな~と思う。そのときに言葉を濁したりお金の話がしっかりできないところは絶対にNGなので。
上記の件もそうだけど、そんなにうまい話もないよ。

それ相応の対価を払わないと得られないものはあるし、よりによって体に関わることなんだからとにかく慎重にね。

言い方あれだけどさ、お世辞にも綺麗とは言えない歯や口元でも元気に楽しく生きてる人もいるわけで。

美しく清潔になるのはいいことではあるけれど、執着を深めすぎると何事もよくないと思いますわ。