もう2か月くらい前の話。
江戸東京たてもの園の夜間特別開園に行ってきたよ。ずっと行ってみたかったんだ。
そもそも、江戸東京たてもの園ってなんぞやって方も多いと思うので説明を引用すると、
江戸東京たてもの園は、東京都江戸東京博物館の分館として、平成5(1993)年3月に都立小金井公園内に開園した野外博物館です。現地保存が不可能な文化的・歴史的価値の高い建造物を移築・復元し、保存・展示することにより、貴重な文化遺産として次代に継承することを目的としています。江戸時代から昭和中期に、かつて都内にあった住居や商店など30棟の建物が建ち並び街並みを再現しています。
てな感じのところで、小金井公園ていうバカでかい公園内にあります。
しかも都がやってるからか400円で入れるよ。
両国に江戸東京博物館(改修で休館中) ていうのもあり、それの兄弟みたいな感じなんだが、博物館のほうは建物ではなくて生活様式が見られるよ。屋内だから気候問わず楽しめるし、こっちもおもしろいしバカでかくてだいすきです。
で、今回はこのたてもの園。
普段は夕方あたりで閉館しちゃうところを、二日間限定で20時までいられるという企画。
何度か行ったことあっても夜は初めてだったのでわっくわくでした。
それぞれの説明してるとキリがないのでザっと。それぞれの詳細はここを読んでね。
中でもかなり有名な前川國男邸。
ル・コルビジェの弟子として有名な氏が戦時下に立てた自宅。
佇まいも内装もまったく派手さはないし広くもないし、木のインパクトが大きいのになぜか地味でつまらない感じはしない。むしろしっとりと贅沢な感じがする不思議。
安易だけど“センスがいい”ってのはこういうことを言うんだろうな。
何度来ても感嘆してしまう。
水回りもシンプルでシック、そして清潔。ぜひ行ける方はその目で見てみてくださいまし。
色々見て回るうちにいい塩梅に日も暮れてきました。
最後は高橋是清邸。
二・二六事件が起きたとされる部屋から見る紅葉は、なんとも。
運がいいと色々説明してくれるボランティアさんがいて、事件の際についたであろう軍刀の傷跡なんかを教えてくれるよ。
隠し階段も。
青年将校が怒号と共に駆け上がってくるさまが想像できるね。
そんな感じでちゃんと見てると1日あっても終わらないボリューミーな場所よ。
多くはないけどごはん食べられるところ(うどん屋とカフェ)もある。しかも建物内で!
なので腰を据えてじっくり遊びに行くのもいいと思います。
余談だけどコスプレぽい服装(というか袴とか大正ロマンぽい着物)?で写真撮りに来てる人もたくさんいて、ああ、そういう需要もあるのか、と。
迷惑がかからない範囲ならそんな感じで楽しんで、もっとお金を落とす人が増えたら最高だな~と思った次第です。