失語

市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬまで

自分をアゲるものーファッション編 2ー

踊ってたらスマホぶつけて割ってしまったので、いい機会だと思って新しいの買ったのさ。
今のiPhoneって指紋認証ないのね!
外でマスクだとFace ID使えなくて解除できないのまじコロナの予想外さを痛感するよ…。

はーあ。

 

さてと。
前回謎に中学くらいのファッションについて語ったよな。

でも結局今の自分てそういうところからできてるんで、改めて言語化すると納得する部分もある。

で、高校生です。
私服の高校だったんですよ、これがまた。

中学が謎のノーカラージャケットに変なジャンパースカートという激ダサ制服だったんでセーラー服とか普通のブレザールックとかもちろん憧れたけど、制服で学校選ぶようなタイプではないのでまあ、仕方ない。

 

最初のうちはそれまで着てたギャル服か古着のアメカジっぽい服(ぽいところがポイントです)、当時上陸して間もないのGAPのスウェットにジーンズとか着て通ってたんだけど。

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最初はまだみんな腹の探り合い…というか、そもそもハイソな私立校ではなく「勉学一筋でやらせて頂きました!」って感じの地味で素朴な人達の集まりだからさ、服にそもそも興味ないだろって人も多くて。

かたやとんでもないV系やロリータ、ギャルっていうかマンバみたいな人もいて、0か100かな感じなだったんだよね、着るものに関して。
親にもらったお昼代を貯金してシャーリーテンプル買ってるクラスメイトいて、かなり好きでしたが。

厳しい部活の人は徐々に私服なんて着なくなっていつもトレーニングウェアだし、なんというか”ちょうどいい洒落た人”ってのがいない。

でもオシャレしたいじゃない。
「アンタたちはそれでいいかもかもしれないけど、私は他校の友達とも会うし、もっと可愛い服着たいんよ!」ってなってて。

当時オヤジがハリウッドランチマーケットとかそのあたりと仕事してて、なんつーか買ってきてくれる服が地味でね。いい意味で言えばシックだけど、15,6のお嬢でもない女の子にシックって…なかなか難しいよ。
ありがたいし今思えば洒落てたけど、青春真っ盛りの自分には色味も形もどうも物足りなくて。でもギャル服だけっていうのもつまらなかったんだよね。(改めて考えると本当に昔から雑食)

 

伝説的雑誌『Olive』も世代的にはちょっと上で、お姉ちゃんいる子に見せてもらったりはしてたけどズバではなかったんだよね。

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結局後から買ったのはひなのちゃんの表紙

そんなときに熱を帯びてきたのがいわゆる”裏原”ってやつですよね。

『The Virgin Suicides』でSofia Coppolaに出会ったのもちょうど高1かなんかのときで(この衝撃は片手間では話せないので別機会に)とにかくストリート熱がすごかった!

 

界隈について語れるほどの知識を持ち合わせてないし、言ってもメンズ文化のほうがすごかったから割愛するけど、体でもってムーブメントを感じたのはギャル文化とそのときくらいかなぁ。
原宿行って人々が列をなしてるのを見たときは衝撃だった。
「服に並ぶの⁉」って。

転売屋もいたんだろうけど、「本当に欲しい!」って感じの熱気がすごくて。歩いてる人全員BAPYのトート持ってない?みたいな。

それまで遊んでた吉祥寺や高円寺、渋谷とは雰囲気もいる人も全然違うしね。

でもさ、みなさんご存じのようにまあ、高いのよ。
Tシャツですら1枚6,000円以上とかさ、高校生にとっては大ダメージ。寿司屋のバイトでコツコツ貯めたお金も一瞬で吹き飛んでしまいますよ。

今みたいにググったりSNSで探すこともできないから、ひたすらクチコミと雑誌以外は実際に現地へ行って知るしかないしさ。(こういうコメントすごいババくさいね)

そういうときにシャレてるな~と思ったのは私立の男子校に通ってる友達とバイトで一緒だった大学生の先輩。
お金もあるし(親金で買いまくってる輩のことは羨ましい気持ちも軽蔑する気持ちもあったが)、知識もすごい。ヴィンテージに詳しいかと思えば週末発売の新作のこともわかってる。そういうスーパー高校生みたいなのって今もいるのかな?

とにかく、そういう子たちとお茶しながら何買おうかな~って考えて、ドキドキしながら路面店セレクトショップに行く。
店員さんたちもみんなスラっとしてて可愛くて、ゆくゆく販売員になったのはそのときのキュンとした思い出が大きかったかもなぁ。

今だとネタになったりしてる高圧的な態度のショップももちろんあったし、そういう”わかってる人しか許されない”文化って議論すべき余地はあると思うんだけど、結局根本のマインドは京都祇園の一見さんNGの店と変わらないよな。
実際仲良くなると本当に色々なことを教えてくれてうれしかったし、そういうの含め文化の興隆を目の当たりにしたときだったと思う。

 

着る服に対してきちんと”文化”が伴ってないとキツイなっていうのもこのときに嫌ってほど刷り込まれたから、見たくなくても必死に”教科書的作品”をチェックしまくったしね。

無理して消化したものの中で好きなものもたくさん見つけた。

パッと見のかっこいいなんてあんまり意味なくて、何を聞いて何を見て何を読んでるか、まででファッション足りうるんだっていうこと。

 

ちなみにこのくらいの年齢のときの話を同世代とするとかなり盛り上がって楽しいです。近くで遊んでても「こんなに違ったんか!」もあれば、「それ!まじわかる」もあって延々語ってしまう。

長くなったんで…続く?かなぁ