今日は東日本大震災から11年目だね。
離れた東京でもあんなに恐ろしかったのに、現地の人の恐怖はいかばかりだったろうかと、何年経ったって胸が締め付けられる思いだよ。
被災したすべての方々に心を寄せると共に、哀悼の意を表します。
さて、昨日の続きを。
でさ、そのデパスを当たり前のように長期間飲んでたわけ。耳良くなりたいし、処方薬の中で一番効いたのがデパスだったからね。
しかし、デパスって今はかなり処方が厳しくなってて、簡単にはもらえないのね。
なぜだ!
依存性が強いからさ…
ということで、結果的にわたしは完全なるデパス依存でした。
何回か書きましたが、知り合いの開業医は肩こりにデパスを多量に出して依存症にさせて自クリニックに通わせます。
— さとう (@dryamadataroh) 2019年7月13日
鬼畜の仕業&ヤクの売人と思っていますね。 https://t.co/M0NFfuKcdG
どうしてデパス0.5mg3錠分3とか言う狂った処方延々継続してる人がこの世から消えないのか?
— バク@ 精神科医🌈おだやか (@DrYumekuiBaku) 2020年6月13日
と、思っていたらアラ還の内科ドクターからまさに「デパス3錠分3」の処方の依頼が来た
そりゃ自分が依存症になってる薬ならホイホイ他人にも処方するだろう
抗不安薬常用って相当おかしいことに気付いて!
わたしが良くなかったところは、最初にかかった医者に通いづらくなったから病院を転々として「以前と同じ処方でお願いします」みたいなことをやったのもある。
ただ、医師にも悪いやつがいて、3回/1日を数か月分なんの疑いもなく出す、みたいな金儲け主義の奴もいるわけ。不勉強ってのもあるだろうが。
だいぶ経ってからこういう規制ができたのよ。
デパスは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の中でも依存性の高いお薬です。「デパスをなかなか止められない」という患者さんはとても多いです。そして依存性の高さから、デパスを乱用してしまう方もいらっしゃいます。
そういったことをうけ、ついに2016年9月に、デパスが向精神薬指定となりました。それをうけて、1回の処方箋についき30日分までしか処方できなくなりました。
でもそのときはそんなのわからないから、当たり前に飲むでしょ。
そうすると、それまでなら平気だったような出来事や感情に対して「ダメだ、薬がないと普通にできない」という状態になっちゃってたわけ。更に、飲んでると人にイライラすることもなくて、すごく優しくいられるのよ。
耳が楽になると同時に、多幸感ともいうべき気分の高揚を毎日起こしてて、自分の無意識下に体が依存状態になってたんだよね。
そのあたりは仕事やプライベートでも結構キツいことが続いて、より強く効いてたんだと思う。
幸い、そのあとかかった耳鼻科で
「話を聞くに、あなたの耳の原因はメンタル。だから心療内科へちゃんとかかって、本当の原因を治療しながら、デパスもだんだん減らしたほうがいい。デパスはきちんと使えばいい薬だけど、ずっと飲むものじゃない。」
と助言をもらえたこと。
そこから心療内科へ行って減薬・断薬を頑張りました。
多剤薬物依存症患者さん。毎日、デパス50錠、ハルシオン20錠内服していた人。ちょっとづつ減量していく治療しかない。半年くらいかけたかな?減量しようとしても激しい離脱症状が出て、それ以上減量できない。ドパミンを中心とする報酬系が圧倒的なのだ。報酬とは脳に過酷なことだと思う。数年かかる。
— 青い薔薇 (@Trans_Blue0630) 2019年11月18日
これはかなり過激だけど、依存症(ギャンブルやアルコール、覚せい剤も)が本人の意志だけでどうにもできないのはこういう理由があるから。
脳そのものがぶっこわれてるから、一人でどうこうできるもんじゃないんだよね。
だから、きちんと専門家にかかることが大事。
そして、メンタルに限らず不調を感じたらすぐ病院に行くべし。
ちなみに、メンタルを病んでメンタルに問題が出る人は精神科、体に出る人は心療内科、と一応門戸も分かれてます。参考までに。
そんなこんなで今はデパスを飲まず生活できてます。
もちろん、また飲むこともあるかもしれないし、何度も言うように、どんな薬も“きちんと使う”分には問題ないわけ。
中には、当時勇気を出してデパスのことを話した友達に「え~そんな怖い薬なんてわたしだったら絶対飲まない。」なんて心無い一言を言われたこともあった。
でも、自分の心や体と死ぬまで付き合っていくのは自分。大きなお世話だし、そんなもんは友達じゃないよ。
ちゃんとそういう専門分野があるんだから、ケアしていくべきだし、いざとなったら頼れるところがあるっていうのはいいことだよ。
だからみんな「わたしのメンタルが…」と悩むタイミングがあったら、医者行ったり色々訓練したり勉強したりしてケアするといいと思うよ。
というか、それが当たり前になっていくのでは。
わたしの場合は、とにかく思考癖を変えようと努力した(してる)。
これは色んな本を読んだり勉強したりして。
自分に対して大切な意見以外は誰がどう思おうと関係ないし、仕事に関しては“怒られている内容”と“自分の人格”を切り離して考えるように気を付けたよ。
そこをごっちゃにするのはダメ。
だから、わたしの難聴は恐らくもう治らないけど、うまく付き合っていける方法を模索しているところ。まだ、未来はわからないしね。
あ!思い出した、メンクリの先生に「コーヒーは控えたほうがいいよ」って。
適度ならリラックス効果もあるけど、カフェインが神経を興奮させる作用もあるから、できれば午前中までにしなねって言われて気を付けてたらわたしには効果あったので、人によっては合うかも!