酒について。
いつか書こうかな~と思ってた。
わたしはお酒が大好きです。
周りにも好きな人が多い。
そもそも、酒との出会いは中学生のとき。
もちろん偉そうに言うことでも、格好いいことでもなんでもない。ダメなことです。ただの事実として、初めて“お父さんのをちょっともらう”以外でお酒を飲んだのは中学生だったな。
自分は見た目も生活態度も普通…というか地味だったし、部活の顧問が怒声浴びせてブチ切れしながら掴みかかってくるタイプだったのもあって、大人に怒られるのが嫌だから憧れつつも進んで悪さしよう!ってのはなかった。ショボい。
でも仲良くしてる子たちはいわゆる“不良”っぽい子が多くて、なぜか“河川敷で酒を飲む”という謎の会があったんだよな。
中学生の飲酒なんて、酒の知識ない+金ない+かっこつけるためだけに飲むみたいな最悪ファクターだらけで、質の悪い酒を変なジュースで割る、みたいな地獄の飲み方だったな。
このときは酔う酔わない以前に味がまず過ぎるのとビビる気持ちがあってほぼ飲まず。ただ、飲むと人がどんな風に変わっていくのかをまじまじと目にした記憶がある。
で、時が経って高校生。
中学と変わって優等生ばっかりだし同級生とってのは本当に卒業間近だけ。でも、時代か、普通に居酒屋入れたんだよね。
本当にたまにだとしても、中学の時の友達と集まってやっすい居酒屋でよくわからん酎ハイとかドキドキしながら飲んだり、バイトしてたから大学生の先輩と飲んだり。
まあそんなこんなで大学なんか入っちゃえば当たり前にお酒の席がある。
そう考えると割と長いことお酒と付き合ってきてる。
だからこそ言える。
お酒は怖い。
美味しいし楽しいから飲んでる。でも、それだけじゃない。
間違えれば、体や精神や、人間関係が壊れることも十分にあり得る。
だからこそ、誤解を恐れずに言えば、二十歳になる前に自分のキャパを知ることが大事だと心から思う。
こちとら40手前でもたまに二日酔いになってんだから。
飲んだことない状態でいきなり無理しなきゃいけない場所に行くの、危険よ、ほんと。
新歓で死ぬなんて、悲しすぎんか。
わたしはサークルに入れなかったし、いわゆる“大学飲み”って言うのをあまり経験してないけど、たまに目にするとんでもない飲み方。
初めての飲酒があれは、危なすぎるよ。
だから、今から成人していく子がこれを見ているならば、
できれば、親や信頼できる人間と、家で、お酒を飲んでみて欲しい。
もちろん量や種類、体調に左右されるから一度飲んでわかった、なんてあり得ないけども、それでも、何かはわかるはず。
そして、飲めないなら飲まない。断る。
無理して飲まそうとする奴なんて絶対に許してはいかんよ。そもそも“飲まなきゃ盛り上がらない”関係など、切ったほうがいい。
そういうバカな飲み方をしない。
救急の人が“一番アホらしいのに危ない”のが急性アル中だって言ってたからね。
またシーズンになるから言っとくけど、急性アルコール中毒は死にます。
— たかむらあや (@waranoshiro) 2019年3月27日
いいですか、死にます。
病院に行けばいい?NO。助けられません。
酩酊てのは脳が酔うんです。脳幹までアルコールで機能停止したら息が止まります。これは医療の力でもどうにもならない。
死にます。だから飲むな飲ませるな。
そして急性アル中も怖いけど、性的暴行も横行してるのが事実。
人をすべて疑いながら生きることはできないけど、つけこんでくる奴がいるのも事実。男女関わらずね。
救急外来にいた頃、急性アルコール中毒で運ばれてくる若い人が多かった。話を聞くとだいたい飲み過ぎでなく飲まされ過ぎ。一度若い女の子がテキーラ10杯飲まされて運ばれてきて、連れがみんな男で怪しかった。家族が迎えに来るまで帰せないと言い張って彼らを帰した。みんなお酒には十分気をつけて。
— ふみなる | fuminaru kawashima (@fumiwriter) 2019年6月2日
説教くさくなってしまった。
しかし、それくらい恐ろしくもあり、魅力的なものなんですよ、酒って。
うまく、楽しく付き合っていけるよう努力しましょうね。
「教養」のない人間には酒 を飲むことくらいしか残されていない。「教養」とは学歴のことではなく、 「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある。