失語

市井に生まれ、そだち、生活し、老いて死ぬまで

映画録『旅するジーンズと19歳の旅立ち』

即、続編の『旅するジーンズと19歳の旅立ち』も観た。

 

今回もよかった。

もはやジーンズの存在意義…となってくるけど、少し大人になった彼女たちもまたそれぞれ悩みを抱え、克服していくさまは涙なしでは見れませんよ。

またいいのが今でもこの4人が仲いい(らしい)こと!

プライベートはプライベート、作品は作品、というのは頭ではわかってるが、SATCの不仲説(というか実際サマンサは新シーズンいないし)が思いのほかショックで。

今でも何度も見返すし大好きな作品ということに変わりはなくとも、やっぱり「あーこの頃からもう仲良くなかったのかな…」とか少しチラついてしまうんよね。仕方ないけどさ、ちょっと悲しい。
だからこそ、旅するジーンズシリーズの彼らがキャリアを積む中でも仲睦まじいというのは、なんとなくうれしい。

 

そして、この映画の何がいいのかって考えたときに、青春ものにありがちな“恋愛に一直線”じゃないところなんだと思う。

もちろん若い頃のむちゃくちゃな感情の揺れや、恋愛が占める割合の大きさ、情熱具合ってそれだけでパワーがあるし、自分が共感できるところもたくさんある。
彼の一挙手一投足に一喜一憂してたし。

でも、別のところで友情、夢、家族との関係、勉強…いろんなファクターもあるわけで。そういうのをきちんと描いてるのがいいな。

 

今回はあまり出ないかな~と思ってたサントリーニ島が見られたのもうれしかった!
行ってみたい気持ちがめちゃくちゃ強くなったよ。

とにかく、きちんとリスペクトと思いやりを持てば友情ってのは続けていける(はず)。
そんな気持ちになる映画です。